2012年9月23日日曜日

北京セッション途中経過報告


こんにちは京論壇2012代表の幸松です。
半年ぶりの投稿になるのですが、北京からはチェックできないのが残念です笑

ご存じの通り、尖閣諸島問題があり日中関係は不安定な状況にあります。中国のニュース番組も多くはこの問題に関してですし、日中間の様々な交流企画が延期・キャンセルされていくのを見て、状況の深刻さを肌身で感じています。

もちろん京論壇も例外ではありませんでした。1週間前までは予定通りの開催が非常に危ぶまれ、また安全の確保や北京大生への負担を考えると、代表としてこのような状況で渡航することは簡単な決断ではありませんでした。様々な不安が取り巻く中、メンバー間・北京大との間で何時間も議論がなされました。危険はどの程度なのか、どうすれば安全に滞在できるのか、団体として取るべき決断は何か、様々な意見が交わされました。

ただ最終的に渡航を決断したということは、非常に自然な結末であったと感じています。京論壇はこうした不安定な日中関係のかけ橋になりたいという学生の意思のもとに生まれた団体ですし、メンバー一人一人が北京大生について知り、問題から目をそむけず本音の議論をすることで成長したいという熱い思いを持っています。だからこそ紆余屈折はあったものの、最後には京論壇2012全員の総意として渡航することを決めることができました。

そしてその裏には、安全なキャンパス内のホテルを確保したり、移動時に同行してくれたりするなど北京大生の多くのサポートがありましたし、彼らなしではできない決定でした。このような状況の中、北京大東大両大学の学生が議論の必要性を感じ、協力し合いながらセッション開催を実現した意義は非常に大きなものだと思います。

さて今日は重要な通過点である中間発表会です。これまでの議論を形にするため各分科会夜遅くまで時間と戦いながら準備をしてくれています。様々な問題を乗り越え、多くを得た北京セッションの一つの区切りとして、そして東京セッションでの議論に繋げるためにいい発表を期待しています。

詳しい議論や発表の様子は後日分科会が報告してくれるので期待していてください。それでは今日はこのへんで

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