2012年9月11日火曜日

日本論理検定協会(Japan Institute of Logic)ワークショップ


こんにちは、移民分科会議長の後藤です。今日は、日本論理検定協会(Japan Institute of Logic)のご厚意によって実現した英語ロジック講座の模様をご紹介させていただきたいと思います。
日本論理検定協会さまのロゴ
京論壇の北京セッションも間近に迫ってきましたが、本番の議論においては北京大生に対して自分の意見を分かりやすく整理する、そしてそれを英語で分かりやすく伝えるという二つの力が非常に重要になってくると思います。移民分科会としてもその問題意識を持っていましたが、今回の講座ではその道のプロフェッショナルである日本論理検定協会様のお力をお借りして「英語で論理的に話す」ためのヒントを学ぶことが出来ました。

日本論理検定協会は「英語・日本語を問わず、相互理解や交渉には『ロジック力』が必要である」という理念の下、一般向けのロジック検定(英語・日本語)、社会人や大学生むけのロジック講座を提供していらっしゃる団体です。当日は移民分科会のメンバーと副代表の林が参加し、実際に分科会で扱う予定である「外国人研修生問題」と「国内での外国人雇用と日本人の失業者問題」の二つを例に、英語ロジック講座を開いていただきました。

講座においては京論壇メンバーが各問題の背景知識のプレゼンテーション、そしてその問題に関する各個人の意見陳述を行った後、講師の先生からアドバイスをいただきながらどのようなところに気をつければ英語でロジカルに話せるのかを学んでいきました。講師のチャート先生はかつてケンブリッジ大学で科学哲学の講師をされていたとのことで、プレゼンテーションの構成、各個人の話し方についても的確なコメントを次々と下さりました。

中でもプレゼンテーションへのアドバイスにあたっては「外国人研修生問題」について先生ご自身で内容を再構成して整理して下さったのですが、そこでは内容を「研修制度の理念」「研修制度が内包する制度的問題」「制度運用の現実」と再構成した上で「理念はこうだが制度にはこの問題があり、結果として現実にこのような運用がされて問題が発生している」という論理構成を行うことで議論するべき点が明確になることをアドバイスして下さいました。目の前で自分たちの準備してきたトピックに関しての鋭いアドバイスをいただけたことで、自分たちがロジックの整理力・ロジカルなプレゼンテーション力についてまだまだ向上できる点を痛感できたと共に、北京セッションに向けても一段と意欲を持つことが出来たと感じます。

北京セッションまで残り1週間を切りましたが、講座で学んだ議論の論理的構成の仕方、論理的に発言をするためのアドバイスを心に刻みながら充実したセッションに出来るよう最善を尽くしていきたいと思います。

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